開基約1300年の歴史を誇る金剛山清徳寺(八頭町清徳)で「2024紅葉まつり」が11月10日~23日に開催される。
期間中、同寺の県指定天然記念物である菩提(ぼだい)樹の葉を使った菩提樹のお茶(無料)やケーキセット(有料)をサービスするほか、10日の紅葉ライブでは、八東平成太鼓、麒麟獅子舞の催し、17日の秋季大祭では、護摩祈とうと秘仏である本尊の開帳、音楽バンド「ノーザンクロスパーキング」のジャズ&ボサノバライブを行う。
主催は「清徳寺の自然を守る会」。代表で堂守の南川浄照(じょうしょう)さんは「約200年前、京都の高雄山のモミジをこの寺に植えたと言い伝えられ、同じ地域のモミジとは違い、最盛期には辺り一面が紅蓮(ぐれん)色になる。境内のイチョウの黄色とモミジの赤色のコントラストや参道のモミジ並木は、写真家に人気の撮影スポットにもなっている」と話す。
同会は毎年、釈迦(しゃか)の生誕祭「花まつり」(5月初旬の日曜)、約680本29種類のアジサイを鑑賞できる「紫陽花(あじさい)まつり」(6月下旬~7月中旬)、日本固有種の希少な姫ボタルを鑑賞する「姫ボタルまつり」(毎年7月初旬~中旬)を開いている。南川さんは「清徳寺は自然が美しく、空気がきれいな隠れパワースポット。ぜひ心を休めに来てほしい」と呼びかける。
開催時間は9時~17時ごろ。参加無料。