駄菓子販売と正月の遊びを行うイベント「駄菓子屋 in 吉岡温泉」が12月28日、古民家「吉岡温泉一福」(鳥取市吉岡温泉町)で行われる。
駄菓子の仕入れ時の様子(2024年10月25日)(写真提供=ばばのばプロジェクト)
同イベントを企画したのは、鳥取大学の学生による団体「ばばのばプロジェクト」。同団体は地域での交流の場作りを目的に、「駄菓子を媒介とした地域づくり」をコンセプトとして活動し、駄菓子販売を中心にさまざまなイベントを開催し、地域活性化を目指している。
今年は、鳥取県が地域を元気にする優れた地域づくり活動を表彰する「令和新時代創造県民活動表彰」で優秀賞を受賞した実績もあり、その活動が地域内外で注目されている。
同団体代表の梅田陽斗さんは「駄菓子はさまざまな世代の人に愛されており、多世代間の交流を生む媒介物になる。活動を通じた人との出会いは宝物だと感じていて、駄菓子がつないでくれた出会いに感謝している」と話す。
同イベントでは、地域の人に駄菓子の販売と季節の遊びを通じ、多世代が交流できる場を提供する。2021年の設立以来、毎月第4土曜日に開催しており、今年4月からは古民家「吉岡温泉一福」で定期的に開いている。今回は50~70種類の駄菓子を販売するほか、「こま」「福笑い」など正月を間近に控えた季節の遊びを無料で楽しむことができる。
梅田さんは「小さい頃、知らないおじいちゃんにこまの回し方を教えてもらった思い出がある。昔ながらの正月の遊びも駄菓子も多世代で楽しめるもの。子どもから大人まで一緒に楽しんでいただければ」と呼びかける。
開催時間は11時~14時。入場無料。