
鳥取県が人材育成の一環で行う「とっとりリモートワーカー育成・実践事業『とりも』」第3期生募集説明会が5月22日、とりぎん文化会館(鳥取市尚徳町)で開催される。
「とりも」は県内のリモートワーカーを育成し、就職支援を行う事業。座学と実践課題を通した学びを提供し、修了後は案件紹介も行う。名称には、鳥取、リモートワーカー、人と企業を「とりもつ」という意味を込める。2023年に官民5団体で立ち上げ、昨年は定員の約3倍となる251人の応募があった。本年度は「ライティングコース」「Wixコース」「SAPコース」「テレワーク入門コース」の4つのコースを用意する。
事業を運営するNPO法人「Bunkup」の藤吉航介さんは「応募者は女性が多い。女性は出産などによりライフスタイルが大きく変わる人が多く、新しい働き方を求めている人が多いのでは」と話す。これまでに20~60代の幅広い世代が受講した。修了者は起業に向けて準備したり、リモートワークで家庭と仕事を両立したりと、さまざまな形で学びを生かしているという。
説明会では、同事業やコースの説明、質疑応答、運営に関わる企業・スタッフ紹介を行う。今回は「テレワーク入門コース」「SAPコース」の2コースが対象。残る2コースの説明会は6月~8月ごろ、鳥取市と米子市で行う予定。開催後はオンラインでの配信も行う。
藤吉さんは「受講者それぞれのライフスタイルに合った目標をサポートすることを大切にしている。これまで事情があって学べなかった人や、新しいことを始める勇気が持てなかった人、諦めていた人も、まずは説明会に参加していただければ」と呼びかける。
開催時間は9時45分~11時45分。参加無料。要事前申し込み。