建設業の魅力を伝える音楽イベント「IRIE TIMES（アイリータイムズ）が9月14日、「砂丘センター見晴らしの丘」（鳥取市福部町）特設エリアで開催される。主催は建設業を営む「ルーツ」（鳥取市浜坂）。

昨年の重機体験の様子

　重機体験や特設ステージでのパフォーマンスを行う同イベント。昨年は小沢見（こぞみ）海岸で開き、出演したアーティストのファンや地元の親子を中心に約400人が集まった。3回目となる今回は初めて「見晴らしの丘」で開催し、約1500人の来場を目指す。

　初回は音楽のみのイベントだったが、子どもたちに建設業の魅力を知ってもらうきっかけを作りたいという思いから、2回目からは重機体験と音楽をかけ合わせたイベントを開催することにしたという。ルーツの森本圭社長は「出会いや体験を通じて将来の職業の選択肢が広がる機会が、鳥取では少ないと感じてきた。子どもたちの選択肢が広がるきっかけとなるイベントにしたい。子どもの頃、どうすれば就きたい職業に就けるのか聞くことができる機会がなかったので、建設業を目指す子どもが相談できる窓口にもなれれば」と話す。

　当日は、イベントのテーマや鳥取への思いを込めたオリジナルのテーマソングが流れる会場に、重機体験ができる無料エリアと特設ステージのある有料エリアを用意。屋台3軒が並び、ステージ裏の「砂丘センター」1階を飲食スペースとして開放する。重機体験では、高所作業者・ショベルカー・ダンプ・ユニックに乗ることができる。特設ステージでは、プロとして活動するアーティスト、地元のアイドルやダンサーのパフォーマンスが繰り広げられる。

　ステージのフィナーレでは、デビュー15周年のアーティストTEEさんが楽曲を提供し、披露する予定。鳥取を拠点に活動するダンサーのRIOさんが振り付けを担当する。

　森本社長は「大人が思い切り楽しめば、子どもも自然と遊び出す。音楽だけではないイベントを思いきり楽しんでもらい、職業の幅や地元の魅力に気づいてもらえれば。3連休の中日に開催するので、鳥取砂丘の観光客にも、イベントでのにぎわいを通じて鳥取の魅力を伝えたい」と意気込む。

　開催時間は12時～20時。チケットは、前売り＝1,500円、当日＝2,000円、小学生以下無料。