家具や雑貨の販売スペースやカフェスペースを備えるライフスタイルストア「moco lifestyle store（モコ・ライフスタイル・ストア）」（鳥取市千代水2）が9月30日で10周年を迎えた。

「moco lifestyle store」店内

　住宅事業や宿泊事業、飲食事業などを手がけるヤマタグループが運営する同店。山田雄作社長の「住宅だけではなく、衣食住トータルで豊かな暮らしを提案していきたい」という思いから、2015（平成27）年に同グループ初の飲食店としてオープンした。

　店内には、カフェに隣接して家具や雑貨の販売スペースや住まいの相談スペースを設ける。店舗面積は約100坪で、テーブル席42席、カウンター席4席のほか、個室6席、塗り絵や玩具を備える座敷20席を用意し、子育て世代にも寄り添った店舗づくりを心がける。

　専務の藤原拓店長は「オープン当時、鳥取では衣食住の提案をトータルに行うライフスタイルストアは珍しく、連日多くの人でにぎわった。観光で訪れる人の来店も増えるなど客層に変化はあったが、ボリュームのあるランチは当初から変わらずに人気。子ども連れの親にも満足してもらえている」と話す。

　目玉メニューは、平日10食限定の「もこのおばんざいらんち」（ドリンク・デザート付き、1,880円）。日替わりの小鉢6種をワンプレートで提供する。ランチのほか、「mocoデザートプレート」（780円）も人気だという。

　10月3日～5日には「10周年限定ランチメニュー」を提供。人気の「チキン南蛮」「チリから」を盛り合わせた「チキン南蛮・チリからのダブルプレート」（ドリンク付き、1,100円）や、自家製トマトソースを使った「ペスカトーレ」（パン・ドリンク付き、1,300円）など3種類を用意する。磯江沙織副店長は「普段から人気のメニューを組み合わせた限定メニューになっているので、ぜひ味わってもらいたい」と話す。

　藤原店長は「ランチを楽しんだ後に家具や雑貨を見ながらインテリアを考えられるような、地域の暮らしに寄り添う店としてこれからも進化していければ。まだ当店を知らない人もいるので、SNS発信にも力を入れていきたい」と意気込む。

　営業時間は11時～18時。現在は期間限定で9時からモーニングメニューも提供している。