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鳥取・智頭の石谷家住宅の庭園特別開放 紅葉見頃、落ち葉のじゅうたんも

「石谷家住宅」敷地内にある庭園の紅葉の様子(写真提供=因幡街道ふるさと振興財団)

「石谷家住宅」敷地内にある庭園の紅葉の様子(写真提供=因幡街道ふるさと振興財団)

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 紅葉の見頃を迎えている「石谷家住宅」(智頭町)で11月14日~16日、「秋の庭園特別公開」第1期が行われた。21日~24日に第2期が行われる。入館料に加えて散策料200円で庭園に入ることができ、普段は立ち入れない裏門なども公開する。

「因幡街道ふるさと振興財団」企画広報担当の中田さん

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 同住宅は江戸時代に参勤交代の宿場町として栄えた智頭宿で、因幡街道に面する敷地面積約3000坪の歴史的建造物。敷地内には国登録名勝の庭園があり、その景観を楽しめる特別公開となる。

 一般財団法人「因幡街道ふるさと振興財団」企画広報担当の中田実憂さんは「例年紅葉の時期を庭園公開の時期と合わせることが難しいが、今年は紅葉のピークと時期がちょうど重なった。今年の紅葉は赤色が鮮やかできれい。第2期では、より深まっている紅葉や落ちた葉のじゅうたんも楽しんでもらえるのでは」と話す。

 写真スポットとしては、江戸座敷から見える、庭園と滝の景観が人気。庭園奥の「芝庭」では、庭と裏山の紅葉を一緒に写すことができる。裏門近くの「大銀杏(おおいちょう)」も黄色い落ち葉のじゅうたんが広がり、撮影場所として好評だという。第1期では、県外や海外からの観光客、地元住民が来館。「天候にも恵まれ、写真を撮りながらゆっくり過ごす人が多かった」と中田さんは振り返る。

 中田さんは「特別公開でしか入ることのできない裏門や、庭園側から見える鬼の形の『鬼瓦』など、普段とは違った景色を楽しんでもらえれば」と来館を呼びかける。

 開館時間は10時~17時(庭園特別開放は16時まで)。入館料は、大人=600円、高校生=500円、小中学生=400円。小学生以下の庭園散策は不可。

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