鳥取駅前に位置するゲストハウス「Y Pub&Hostel TOTTORI」(鳥取市今町)が1月23日で10周年を迎えた。
ゲストハウス「たみ」(湯梨浜町)を経営する「うかぶLLC」社長の蛇谷りえさんが、姉妹店として2016年(平成28)にオープン。蛇谷さんは「鳥取市内にゲストハウスがないため、鳥取駅から遠い『たみ』に宿泊する旅行者が多くいることに気づいた」と、オープンのきっかけについて振り返る。
1階は地元の人とゲストが利用できる飲食スペース「Pub」、2階・3階には宿泊スペースを設ける。Pubは、「人と人がつながり、集う場所として利用してほしい」という思いから、中の様子がよく分かるようガラス張りにし、「心地よい距離感が保てる広さを意識した」という。全国各地や海外からの旅行者が、一人旅や少人数の宿泊などで利用している。スタッフと交流しながら鳥取の情報を入手し、それぞれの旅行プランに取り入れて楽しむ様子も多く見られるという。
コロナ禍をきっかけに旅行や外食のあり方の変化を感じ、運営を工夫するようになったという蛇谷さん。「食事を通してのコミュニケーションで、より特別感が味わえるよう、地元の農家から仕入れた食材を使うようになった。地元の食材を振る舞う飲食イベントも定期的に開いている」と話す。「コロナ禍を経て、宿泊をきっかけに鳥取のまち全体を知ってほしいという思いが強くなった。飲食店の紹介や観光スポットなどを、よりさまざまな形で発信し、個々に合わせた旅行プランのカスタマイズができるよう手伝いをしている」とも。
蛇谷さんは「鳥取は砂丘以外にもたくさん良いところがある穴場で、鳥取駅は山陰の入り口。そんな駅前にある当施設を、鳥取を好きになってもらうきっかけの場所にしたい。これからも鳥取を発信し、鳥取のリピーターを増やしていければ」と意気込む。
宿泊料は1泊3,800円~。