青森と鳥取の日本酒の店「じょっぱり」(鳥取市栄町)がオープンして、6月26日で2カ月がたった。
店主の平川智恵さんは「鳥取にほれて、すぐにこの店を開くことを決めた」と振り返る。平川さんは青森県出身で、コンサルティング業での独立経験や新聞社のライターとして勤めた経験などを持つ。ライター時代に鳥取を訪れた際に立ち寄った店(現在の店舗)を見て「地元の青森に似ていた。人の関係性が密で、助け合う感じがとても好きで一目ぼれだった。すぐにここで店を開きたいと思い、いろいろな人に連絡すると、今の物件が空くと聞いたので、すぐに手を挙げた。小さい頃から店を開くのが夢だったので、チャンスだと思い動いた」という。
メニューは、地元の青森と鳥取の日本酒をメインに、その他アルコール類(ビール、ハイボール、カクテル)、地元の魚介を使った一品(以上500円~)を提供する。「基本的には、日本酒を提供している。まずは青森の酒を鳥取の人に知ってほしい。海外の人や観光客もいるので、そうした人には鳥取の酒を提供して、この地の良さを届けたい」とも。
平川さんは「鳥取の人は温かく、互いに助け合う密な関係性があるので好き。この土地を好きになって店を開いているので、鳥取の街を良くしていくための動きができたら。開店して日は浅いが、近隣の店と協力できていて、お裾分けや貸し借りもしている。ライバルではなく、このエリア一体となって盛り上げていきたい」と意気込む。「まだ鳥取の地理を把握しきれていないので、店に来てくれた人や困っている人にスムーズにいろいろなことを教えられるようになりたい。海外の人ともコミュニケーションが取れるように、英語の学習も必要と感じている」とも。
営業時間は10時30分ごろ~。月曜定休。客に合わせて営業時間を決めるため、インスタグラムで知らせる。