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鳥取で新作バレエ「赤毛のアン」展示会 秋の初上演を前に世界観紹介

新作バレエ「赤毛のアン」をプロデュースする公益財団法人鳥取県文化振興財団の南さん

新作バレエ「赤毛のアン」をプロデュースする公益財団法人鳥取県文化振興財団の南さん

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 新作バレエ「赤毛のアン」の特別展示が現在、鳥取のとりぎん文化会館(鳥取市尚徳町101-5)で開催されている。

赤毛のアン展示会

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 同作品は、台本や演出、振り付け、音楽などの全てを一から制作する新作バレエ。公益財団法人鳥取県文化振興財団がプロデュースする。同展示会は、同作品が10月に上演されるのに先駆け、一般向けに作品の世界観を味わってもらおうと企画した。

 会場には、同作品の舞台となっているプリンスエドワード島の風景写真、出演者が着用する衣装デザインのラフ画などを並べる。フォトスポットも設け、SNSでの投稿キャンペーンも行う。

 同財団の南和志さんは「今回のような企画は、当財団でも初の試み。作品自体も多くの人が慣れ親しんだ『赤毛のアン』とはいえ、バレエ作品としては新作。イメージが湧かない人も多いかと思い、企画した。世界観を味わいつつ、制作の過程も楽しんでもらえるように、普段見ることのできない衣装のデザイン画を用意した。ほかにも、現地の風景写真はカナダの大使館や観光局と連携して準備した。音楽も作品で実際に流れるものを使っているので、作品の雰囲気を味わえるはず」と話す。

 南さんは「展示会として、ただ衣装や写真を並べるだけでなく、出演者の写真や音楽も付けた。それによって作品を見た際に『あの衣装がこんな風に使われている』『あの写真で見た風景が、こんなセットで表現されている』などの小さな気づきのようなものを得てほしい。作品の制作過程に触れて、10月の上演をより楽しめるようにしてほしい」と観覧を呼びかける。

 開館時間は9時~18時。月曜休館。入館無料。7月5日まで。

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