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鳥取市神戸地区で初の「桃フェス」 くず桃を加工したスイーツ販売など

同イベントを主催する「NPO法人はなとたね」代表理事の河上さん

同イベントを主催する「NPO法人はなとたね」代表理事の河上さん

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 鳥取市神戸地区の桃のPRと食品ロスをテーマとする「第1回桃フェス」が7月28日、旧神戸小学校「トリノス神戸」(鳥取市中砂見)で開催される。主催は同施設を拠点にフリーパーク・フリースクールを運営するNPO法人「はなとたね」。

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 同施設がある神戸地区は県内有数の桃の産地として知られ、7月ごろになると毎年、選果場に行列ができる。その反面、この時季になると出荷できない「くず桃」を消費しきれず、行き場がない状況も生まれるという。

 同イベントは、桃農家を経営する同施設の管理会社「ネクストモーション」から「(くず桃を利用する)いい方法は何かないか」という相談を受け、同NPO代表理事の河上美穂さんが「祭りで有効利用していこう」とイベントを持ちかけ、開催が決まった。

 事前に同イベントへの出店が決まった地元飲食店に桃のサンプルを提供し、桃の加工メニューを新たに考案してもらった。当日は、くず桃を加工した桃アイス、桃のフルーツポンチ、ジェラート風ドリンクなどの桃スイーツを販売する。併せて、屋台やキッチンカーなどのフードブース、子どもたちが主体になって考えたキッズブース、ファミリーで楽しめる体験ブース、アクティビティーコーナーなど、運動場・体育館・校舎に計35ブースほどが出店する。

 屋外ステージ・体育館ステージでは、クラーク高校ダンス同好会によるダンスパフォーマンスや、地元アーティストによる歌や楽器演奏なども披露。イベント終盤には桃が当たるビンゴ大会も予定する。

 河上さんは「鳥取は梨の産地でもあるが、梨農園も『くず梨』を消費できないという声もある。このイベントで、桃や梨も捨てずに利用できる方法を考えていくきっかけになれば。神戸地区の桃を広く知ってもらい、地域活性化にもつなげていきたい」と意気込む。

 開催時間は10時~15時。入場無料。

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