千代川流域の住民や団体が連携して交流を深めることを目的とするイベント「千代川フェスティバル」が8月24日、中之島公園(八頭郡若桜町)で開かれる。主催は、千代川に関わる団体、行政、大学教授などで構成される千代川流域圏会議。
開催日の8月24日は、1918(大正7)年に起きた大洪水により大きな被害を受けた、当時の千代川流域の一市17町村が連合治水会を結成した日で、「千代川の日」として制定されている。運営事務局の横島幸弘さんは「今年で23回目を迎える当イベントは、鳥取の中心河川で、各所がイベントや伝統行事などにも使う拠点である千代川を、より多くの人に知ってもらい、好きになってもらうために行っている」と話す。
当日は、「リバートレッキング体験」「ラフトボード体験」「カッパの学校」(水質学習・魚取り)などのレジャーに加え、焼きそばやかき氷、カレーライスなどを販売する出店が並ぶ「楽市楽座」、ダンスや楽器の演奏を披露するステージイベント、コーナーなどから成る。
横島さんは「千代川は見た目だけでなく、調査の結果からも水質がきれいと分かっている。鳥取の中心的な河川で、多様な生物も生息している。そうした河川を地元の人に知ってもらい、交流を生み出すきっかけにしたい。特に今年はトレッキングやラフトボードなどの川の水に触れて楽しめるレジャーもある。子どもは夏休みの最後の思い出になると思うので、ぜひ参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。