「桜寛苑蔵 鳥取城跡観光案内処」が鳥取城跡お堀端に期間限定でオープンして、8月19日で1カ月がたった。施設の管理は、鳥取市から委託を受ける鳥取市観光コンベンション協会。
同施設は鳥取の民芸文化を感じられる昭和初期の建物で、有形文化財として登録される旧金田家住宅の蔵を活用している。鳥取城跡と町の観光促進を狙い、その拠点とするために期間限定で試験的にオープンしたという。
同協会の港奈緒さんは「1階には土産売り場とカフェ空間を備えた『ときめき茶屋』があり、2階には地元作家のポップアップストアなどを開けるギャラリーを設ける。夏の暑い時期には観光客や地元住民のクールシェルターとしても活用できるので、気軽に立ち寄ってほしい」と話す。
同施設に観光案内ガイドとして常駐する「鳥取まちなかガイドの会」の内田克彦さんは「鳥取城跡に来た人が、より鳥取に関心を持ち、街中にも足を運んでくれるために、町と城跡をつなぐ中継役として機能したい。まずはこの施設を知ってもらい、気軽にのぞいてもらえれば」と話す。
営業時間は10時~16時。火曜~木曜定休。11月25日まで。