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鳥取駅前商店街などで「みんげいみっけ!」 民藝に触れ街の魅力を発見

昨年の「バード・ハット」会場の様子(写真提供=新鳥取駅前地区商店街振興組合)

昨年の「バード・ハット」会場の様子(写真提供=新鳥取駅前地区商店街振興組合)

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 鳥取民藝(みんげい)に触れ、新たな街の魅力を発見するイベント「みんげいみっけ!」が10月1日、鳥取駅前商店街・太平線通り商店街で始まった。

昨年の「えきまえ屋台村」の様子

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 鳥取市は1931(昭和6)年、医師・吉田璋也によって日常生活で使う雑器などの手仕事の中に美を見出し、暮らしを豊かにする民藝運動が行われた聖地でもあり、駅周辺の「民藝館通り」には、国の登録有形文化財・旧吉田医院、鳥取民藝美術館、鳥取たくみ工芸店、たくみ割烹店など、民藝品が楽しめる場所が集まっている。

 4年目を迎える同イベントは鳥取民藝の継承や、同商店街の魅力向上を図る目的で開催。期間中、旧吉田医院を特別公開するほか、昭和30年ごろの鳥取市の地図や、鳥取駅前周辺の懐かしい写真のパネル展示、鉄道模型体験走行会など、毎年、世代を問わず地元の人を中心ににぎわう。

 今年は民藝に触れる体験に加え、10月20日限定で、バードハットに隣接する駐車場でフリーマーケット「えきまえフリマ」を初開催。併せて、駅前周辺を散策できる「人力車体験」、射的などのゲームやステージ音楽などが楽しめる「えきまえ屋台村」、鳥取民藝の器で楽しむ「抹茶コーナー」などを展開。今年オープンした新民藝スポット「たくみ珈琲店」では限定メニューを提供する。19日・20日は池上ビル(鳥取市栄町)1階で、両商店街での買い物500円ごとに進呈する抽選券3枚で参加できる抽選会も行う。

 新鳥取駅前地区商店街振興組合の真嶋茂理事長は「イベント期間中には、鳥取県に全国から多くの人が集まる『ねんりんピック』が開かれる。全国から訪れた人にこちらのイベントも楽しんでもらい、多くの人に鳥取民藝の文化に触れていただければ」と話す。

 10月4日から、民藝専門店「鳥取たくみ工芸店」でクッキーやカステラ、お菓子に合わせた手仕事の器などが並ぶ企画展「お菓子と民藝」を同時開催する。

 開催時間は10時~16時(旧吉田医院は17時まで)。参加無料(一部有料)。10月20日まで。

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