3DCGや生成AI、メタバースを体験できるワークショップが12月26日・27日、「Studi.Art(スタディアート)」(鳥取市西町)で開催される。
スタディアート「デジタルアートコース」の参加者がブレンダーで作品を制作する様子
アート制作を通して子どもたちの自主性や問題解決力を身につけることを目的に今年10月にスタジオをオープンした同社。子どもたちのものづくりの工房「studio」と学び「Study」の場でありたいという思いから命名したという。
同スタジオでは、対話型鑑賞に力を入れた小学生対象の「アートクラフト」コースと、3DCGやメタバースなどの体験ができる小学生~高校生が対象の「デジタルアート」コースの2種類を用意。1クラスの定員は5人。子どもの対話が生まれやすいよう、少人数制にしているという。
代表の片山正業さんは「答えのないアートに向き合い、自分自身の考えることを表現しようとする中で一つの正解を見いだしていく。それが問題を解決する力の向上につながっていく。デジタルアートはやり方さえ分かれば、子どもでも創造的な作品ができる。特に興味をもった子どもの集中力はすさまじい。そうした創造性や自主性を生み出せる場所を提供したい」と話す。
当日は、「親子で学ぶAIの上手な活用方法」やBlender(ブレンダー)というソフトを用いてキャラクターやアニメーションを作成する「3DCG初めて講座」「3DCGデジタルアート講座」を実施。メタバースとは何かを体験する「メタバースってなに?」も行う。
片山さんは「AI活用は親子で学べる。例えば親が子どもの宿題を分からなくても、AIを活用すれば詳しい解説を出してくれるので、諦めずに子どもと向き合えるかもしれない。デジタルアートでは、子どもが自主的に活動するきっかけになるかもしれない。ぜひ参加してもらえれば」と呼びかける。
開催時間は9時~15時30分。無料。申し込みはメールとSNSで受け付ける。