![過去のまちづくりワーケーションプログラムの様子
(写真提供=鳥取市都市整備部まちなか未来創造課)](https://images.keizai.biz/tottori_keizai/headline/1739495322_photo.jpg)
空き家や遊休不動産を活用して鳥取市中心市街地の活性化を図る取り組み「まちづくりワーケーションプログラム」が2月23日で最終発表を迎える。主催は「まるにわ」(鳥取市栄町)と鳥取市。
同ワークショップは、鳥取の地元住民と都市部の人材が共同で中心市街地や地元企業の課題解決を図るためのプランを3カ月間で作り上げるもの。今回で4回目のプロジェクトとなる今年は、都市部5人と地元8人の13人が2チームに分かれてプランを考える。
過去3回のプログラムでは、木造の空き家をテーマに地域のコミュニティースペースとして「不真面目商店」が作られた。中心市街地の空き物件を活用してイタリアンレストランも実際に事業化している。
本年度のプログラムは、地元企業の課題をヒアリングし、中心市街地の遊休不動産を活用して解決するプランを練る。2024年11月に行ったフィールドワークを1回目として、オンラインでのショートプレゼンテーション、中間発表などを経て、今回の最終発表を迎える。
同市担当者の岡墻(おかがき)篤典さんは「このプログラムは、都市部の人材と地元の人材が双方の視点を持って街の活性に向けたプランを考えられる点に意義がある。特に都市部の人が鳥取に関心を持ってくれ、その年のプログラムを終えても関わり続けてくれる人もいるので、鳥取の関係人口が増えていくことは素晴らしい。遊休不動産は次の新たなアイデアが形になる場所。そこに新しい価値を生み出すことで、その物件の周辺ににぎわいが波及してまちづくりにつながれば。当日の発表会に参加して『自分だったらどうするか』という視点でオリジナルのアイデアなどを考えて、翌年参加してくれれば」と話す。
開催時間は13時~14時30分。参加無料。現地参加もオンライン参加も可能。視聴申し込みは「Peatix」で受け付ける。