
地域食材を使った弁当店「月と世界」(鳥取市南町)がオープンして、10月16日で半年がたった。
店主の小川華子さんが「体を思う高タンパク質な愛菜弁当」をコンセプトに営む同店。県産米や直売所の野菜、地元農家から直接仕入れる野菜を使い、タンパク質も一緒に取ることができる弁当を提供する。ランチタイムを中心に、近隣に住む年配客や女性客、常連客などが利用する。
小川さんは福祉施設や保育施設で約7年間、調理の仕事に携わった後、同店を開いた。「人の体づくりをサポートすることにやりがいを感じてきたので、弁当でもサポートできれば。栄養について調べるのが好きで、調理師資格の取得時に学んだ栄養学もメニューづくりに生かしている。タンパク質を野菜と一緒に取ると体に良いとされているので、一緒に食べてほしい。いろいろな食材を食べてほしいので、少量ずつ多くの食材を取り入れて作っている」と話す。
メニューは、一番人気だという「ボリューム満点デリBOX」(710円)、「月と世界日替わり弁当」(610円)、「お子さま弁当」(500円)、「プロテインライスバーガー」(490円)、「からあげ串」(200円)など。「ボリューム満点デリBOX」などに入れる「大山どり」の鶏ハムも人気で、約1時間かけて低温調理するという。「しっとりしておいしいと言ってもらえてうれしい。毎日来てくださるお客さまに飽きずに楽しんでもらえるよう、鶏ハムのソースは日替わりにしている」と小川さん。
小川さんは「オープン当時は手一杯だったが、最近は作ってみたいメニューを思いつくようになり、定番以外のメニューも取り入れている。今後はイベントにも出店し、ライスバーガーなどその場で食べて、おいしい料理を提供してみたい。これからも周りの人を大切に、まちに愛される店にしていければ」と意気込む。
営業時間は11時~17時。売り切れ次第終了。日曜・祝日定休。大量発注時は臨時休業する場合がある。