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鳥取で「渋い鳥取まちなか再発見」 水彩画の展示や講演、まち歩きも

鳥取まちなかガイドの会・内田克彦会長

鳥取まちなかガイドの会・内田克彦会長

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 鳥取市中心市街地の複合施設「パレットとっとり市民交流ホール」(鳥取市弥生町)で11月22日から、「渋い鳥取まちなか再発見」と題したイベントが開かれる。主催は「鳥取まちなかガイドの会」。

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 同会は2022年12月、鳥取市観光コンベンション協会が実施した観光講座の修了者が中心となって立ち上げたガイド団体。県外から訪れる観光客や、地元で歴史を学びたい人に向けて、鳥取の街なかを歩きながら、その歴史をボランティアで紹介するほか、街なかの名所をまとめたマップも作成している。今回のイベントは、街なかの魅力を改めて知ってもらおうと開く。 

 会場では、鳥取県出身の画家・竹内ロウさんによる「鳥取レトロ展」を開催。竹内さんは、漫画家のアシスタントを経てプロとして東京で活動した後、Uターン。現在は鳥取の風景や建物を題材にした作品を制作している。今回は鳥取のレトロな建物を題材にした約30点の水彩画を展示し、来場者は作品を見ながら「描かれた建物の場所」をマップ上で当てるクイズにも挑戦できる。正解の多い人には抽選で記念品を進呈する。

 「歩いて楽しむ鳥取の渋ビル」と題した講演会では、ウタグチシホ建築アトリエ、名古屋渋ビル研究会の謡口志保さんが登壇し、昭和のビル建築の魅力を紹介する。「昭和初期子どもたちの遊びと風俗」と題した講演会では、幼少期に鳥取大地震を経験し、教育者として活躍してきた清末忠人さんが当時の暮らしを語る。

 最終日の11月29日には、竹内さんと一緒に、作品に描かれた場所を巡る「まちなか探訪」を開催。当日は同会の会員がガイドを務め、建物の歴史やエピソードを紹介する。

 同会の内田克彦会長は「このイベントでは、街なかの魅力を発見できる。見慣れた街の中にも知らない歴史や建物があると思うので、ぜひお出かけいただければ」と呼びかける。

 鳥取レトロ展=22日12時~17時、23日~28日10時~17時、29日10時~11時。講演会「歩いて楽しむ鳥取の渋ビル」=23日13時30分~15時。講演会「昭和初期子どもたちの遊びと風俗」=24日13時30分~15時。「まちなか探訪」=29日13時30分~15時30分。レトロ展は申し込み不要、その他は要事前申し込み。

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