鳥取で働く35歳以下の異業種交流会「U35交流会」が2月9日、「cafe SOURCE BANQUET(カフェソースバンケット)」(鳥取市栄町)で開催された。
主催する鳥取県の「とっとり未来創造タスクフォース」は昨年7月に発足。25歳~33歳の若手職員5人で構成され、「既成概念にとらわれない」アイデアで子育てや移住定住施策などの企画・立案に特化する組織。最年少の谷口小春さんは「発足後、どのようなイベントをするのか考えた際、まず初めに思いついたのが『若者が交流できる場』だった。異業種交流会は企業の代表者が集まるイベントが多い中、若い世代がほかの企業の人と意見交換する場を作りたかった」と話す。
当日は、建設、不動産、保険、マスコミ、IT関連、保育士など53人が参加。自己紹介の後、「人生において外せないもの」をテーマとするカードゲームやフリ―トークなどで約2時間、交流を深めた。
参加した建設業関係で働く小松朱里さんは「経験年数が浅い若手社員ならではの悩みを話せて安心した。プライベートでもつながりができた。また参加してみたい」と話す。ほかの参加者からも、「じっくり話す機会がない同世代の人と時間をかけて話す機会ができて良かった」「今回は東部地域の会だったので、他の地域の交流会にも参加してみたい」などの声が聞かれた。
とっとり未来創造タスクフォースの奥野絵美さんは「初めての開催だったが、定員の50人を超える反響に驚いている。同世代や異業種の方と出会える場のニーズがあることを感じた。今後も若手が緩やかにつながる交流イベントを企画していきたい。多くの方に参加してほしい」と呼びかける。
次回は場所を米子市に移して、3月の開催を予定する。