「古代エジプト美術館展」が4月6日より、鳥取県立博物館(鳥取市東町2)で開催される。
日本海新聞創刊140周年記念事業の一環で、主催の新日本海新聞社は「地域の文化芸術の発展や文化交流の促進につなげたい」とする。
古代エジプト美術館は、東京都渋谷区内にある日本唯一の古代エジプト専門の美術館。館長で、古代エジプト遺物コレクターの菊川匡(ただし)さんが収集した1000点以上のコレクションを所蔵する。
同展では、その中からプトレマイオス朝時代のミイラマスクや人型木棺など、当時の生活様式が分かる遺物約200点を展示する。「古代エジプトのコレクションは世界の主要国にあるが、フランスは装飾が美しいもの、アメリカはインパクトが強いものが多いなど国によって特徴がある。当館のコレクションは日本人の審美眼で選ばれた、小さくて洗練された、繊細なものが多い」と菊川さん。
会期中、菊川さんによる展示品解説や子ども向けのヒエログリフ体験、ピラミッドやツタンカーメンの砂像作り体験などの企画も用意する。「ぜひこの機会に古代エジプトの歴史文化を感じてほしい」とも。
開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。4月8日、15日、22日は休館。入館料は一般1,500円(前売り1,200円)、大学生以下無料。