「くれーぷと焼き菓子のお店283Crepe(つばさクレープ)」(鳥取市青谷町)が3月3日、オープンした。
野藤佳佑さん・幸恵さん夫婦で経営する同店。「元はキッチンカーで始まった」と話すのは同町出身の佳佑さん。一度は大阪で会社員をしていたが、実家が自営業だったこともあり「(将来的には)自分で何か始めたいと思っていた」と振り返る。
コロナ禍となり「キッチンカーならはやるのでは」と2021年、子どもができたタイミングで幸恵さんと帰郷。大阪にある幸恵さんの実家が経営する居酒屋の「焼きそば」を看板メニューとした「キッチンカーTSUBASA(つばさ)」を鳥取市内で開業した。
移動販売を約3年間続ける中で、実店舗を持ちたいと思うようになり、人口減少が進む同町に人が訪れるきっかけになれればと、鳥取では数少ないクレープ店を開いた。
店舗は元薬局だった物件を自分たちの手で改装。店内ではテイクアウト用のカウンターほか、飲食のできるカウンター席3席と3人がけの椅子に備え付けられたテーブル席1卓を備え、「コーヒー一杯からでも気軽に立ち寄れる店づくり」を心がける。
クレープは鳥取県産の食材を使用。メニューは、看板メニューで三食感が楽しめる「283クレープ・シュガーバター」(500円)のほか、チョコバナナ生クリーム(680円)、イチゴチョコバナナ生クリーム(930円)、イチゴ生クリーム(780円)、イチゴの王様(1,450円)、Theクリーム(860円)、ドリンク(450円~)など。その他、土曜・日曜限定でケーキを販売する。
佳佑さんは「青谷に来たことがない人が当店をきっかけに『いいな』と思ってもらい、人口が増えるきっかけになれれば」と話す。「将来的に店を持ちたい人が入れ代わり立ち代わり店をできる場所にしたいという思いも込める」とも。「店をきっかけにいろいろな人とのつながりをつくっていきたい」と幸恵さん。
営業時間は11時~17時(土曜・日曜は16時まで)。