「とっとり若者活躍局&とっとり未来創造タスクフォース合同 令和5年度活動報告会」が3月22日、鳥取のとりぎん文化会館(鳥取市尚徳)で行われた。
「とっとり若者活躍局&とっとり未来創造タスクフォース合同 令和5年度活動報告会」
「とっとり若者活躍局」は、若者の自由な発想で若者主体の地域づくりを推進するグループ。鳥取県内で若者がチャレンジできる機運を醸成し、次世代を担う人材の育成を目的に設置された。メンバーは、公募で集まった鳥取県内の高校生から30代のメンバーで構成されている。
「とっとり未来創造タスクフォース」は、県庁の20~30代の若手職員5人で構成。「既成概念にとらわれない若者目線」で施策を企画・立案する知事直轄組織。
同報告会は、令和5年度に参加者が行ったプロジェクトの成果を報告し合う場として設けられ「若者活躍局」の6つのグループと「タスクフォース」による地域活性化に向けた取り組みが発表された。地元の商店街を活用したシャッターペイント企画、インバウンド増加に合わせた観光戦略、SNSを活用したキャンペーン企画など、さまざまな取り組みが紹介された。
平井伸治鳥取県知事は「県のPR活動などを若者にこれだけ任せる地域は珍しい。精力的に活動してもらい、来年以降もさまざまなことに取り組み、知恵を出していってほしい」と期待を込める。
若者の地域づくり活動をサポートし、自身も米子の商店街の理事を務める「GOOD GROW」(米子市)の亀井さんは「こうしたアウトプットの場がとても大切。実際に地域を活性化させようとする際には、必ずハードルがある。やり切るためには継続が大切なので、こうした機会を生かして、若者のポテンシャルを発揮してほしい」と話す。
参加メンバーの森田輝さんは「自分たちは商店街にシャッターペイントを作ったが、協力してくれた人の力が大きい。今回のシャッターペイントは期間限定のため、今後は長く残るものにしたい。それがまちの活性化につながり、商店街のシャッターが閉まらずににぎやかな街を取り戻せるようにしたい」と意気込みを見せる。