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鳥取の日本茶カフェ「茶の香」が5周年 地域の人に親しまれ

「日本茶カフェ葉の香」店主の田中さん

「日本茶カフェ葉の香」店主の田中さん

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 日本茶カフェ「葉の香(はのか)」(鳥取市東町)が3月12日で5周年を迎える。

「日本茶カフェ葉の香」外観

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 店舗は、鳥取市街地のそばにそびえる久松山の麓にある古民家。1階にはベビーベッドも備え、幼い子どもから高齢者まで地域の人に親しまれている。

 店主の田中達也さんの祖父母は、市内で日本茶専門店「山本茶舗」を営む。小学生時代、帰宅途中に祖父母宅に立ち寄り日本茶に親しんできたという田中さん。「近隣に4軒ほどお茶屋があったが、いずれも閉店してしまった。当時からお茶が好きだったので、この地域の人にお茶を親しんでもらいたいと思い、カフェを開いた。ちょうど窓から久松山の景色が楽しめる古民家を紹介してもらい、通っていた小学校のそばで、親しみもあったのでここで開店することにした」と振り返る。

 メニューは、日本茶をはじめとした飲み物約20種類、抹茶を使ったお菓子約10種類など。期間限定メニューなどはインスタグラムで紹介する。「アイス抹茶ラテ」(530円)、「抹茶マシュマロラテ」(550円)、お抹茶セット(600円~)が人気だという。

 田中さんは「お客さまにおいしいと思ってもらえるものを提供したいと考え、お客さまの好みを聞いてお茶をいれたり、食べてみたいお菓子を尋ねたりしてきた。常連2人が話し合って抹茶スイーツの絵を描き、『これ食べたい』と見せてくれたことがあった。その絵の通りに新スイーツを作ることもあった」と5年間を振り返る。

 田中さんは「当店で抹茶を飲んで気に入り、家でも抹茶を飲むようになったお客さんもいてうれしい。これからも地域の人に日本茶に親しんでいただけるよう、お客さまの声に寄り添っていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。木曜定休。

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