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鳥取のイタリアン「モンテ」が2周年 地魚を丸ごと使うアクアパッツァも

店主の米山さん

店主の米山さん

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 鳥取のイタリアンレストラン「Monte(モンテ)」(鳥取市栄町)が6月10日で2周年を迎えた。

地魚を丸ごと使うアクアパッツァ

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 地元食材を使ったイタリアンを提供する同店。店主の米山颯(しゅん)さんはイタリア料理店でサービスマンを経験した後、実家の鉄工所や飲食店で働きながら、週末のみ間借りでイタリアンを提供していた。自分の店を持ちたいと考えていたところ、物件との出合いもあり、2023年に同店をオープンした。米山さんは「肉や魚、野菜は県内で仕入れている。競りに行って知人に落としてもらったり、農家から直接仕入れたりすることも。スーパーには並ばないようなものにも目を向けている」と話す。

 店舗は、30年ほど使われていなかったビルをフルリノベーションした。セメントで岩やレンガのような質感を再現する「モルタル造形」が得意な業者が手がけ、レンガ調の店内にはテーブル席12席、カウンター7席を備える。岩のような造形で洞窟をイメージした個室(カウンター4席)も設ける。

 看板メニューは、オイルベースのパスタに山盛りのチーズをのせた「カチョエペペ」(1,600円)。「チーズの削り方を工夫し、開店当初より口当たりが良くなった」という。人気メニューは地元の魚を丸ごと使った「地魚アクアパッツァ」(クロソイ=4,500円)。「地元の人もあまり食べたことのない地元食材を使っている。クロソイやカサゴなど、地元でよく取れる魚を1匹丸ごと楽しんでほしい」と米山さん。ドリンクはイタリアの生ビール「ペローニ」やナチュラルワインをそろえる。

 2周年を迎え、米山さんは「開店当初にお客さまから『鳥取で一番のイタリアンになりなさい』と言っていただいた言葉が励みになっている。いずれはチーズやワインの専門店も手がけてみたいが、まずは地元で一番のイタリアンを目指して、3年目もコツコツと試行錯誤を重ねていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=18時~24時30分。月曜と火曜のディナー定休。

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