
鳥取砂丘エリアにある多鯰ケ池(たねがいけ)に咲くスイレンが現在、見頃を迎えている。
鳥取砂丘のそばにある多鯰ケ池は、魚釣りやカヤックなどのアクティビティーで訪れる人々に親しまれており、5月下旬ごろからはスイレンの花が咲き始める。現在は花が特に多く咲く見頃を迎えており、長ければ10月ごろまで見ることができる。花は明るくなると咲き始め、12時ごろに閉じる。
山陰海岸国立公園鳥取砂丘ビジターセンターのガイドスタッフ、石川瑛代さんは「多鯰ケ池の北の岸は砂地で、砂丘の一部。砂丘観光に訪れた方にスイレンも案内している。砂丘に来てくれた方に、砂地だけでなく、ぜひスイレンも楽しんでいただければ」と話す。「日によっては水辺からスイレンまでが離れているので、写真を撮りたい人は望遠レンズも持参するのがお勧め。水面にスイレンの花が映る『リフレクション』を撮るのもきれい」とも。
池周辺では現在、スイレンのほかにもさまざまな花や虫が観察でき、イトトンボやギンヤンマ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、チョウトンボなどトンボの姿も多く見られる。
石川さんは「今の季節は、スイレンはもちろん、鳥のさえずりが聞こえてトンボも飛んでおり、水辺でゆっくりと自然が楽しめる。オフィスの外でくつろぎたいと思っている人は、ここで日々の忙しさを忘れてゆっくりしてみては」と呼びかける。