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鳥取・旧神戸小「トリノス神戸」で桃フェス 桃の種飛ばし大会も

実行委員会メンバーとスクールドッグ

実行委員会メンバーとスクールドッグ

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 鳥取市神戸地区の桃のPRと食品ロス削減の啓発を目的とした「第2回桃フェス」が7月19日、旧神戸小学校「トリノス神戸」(鳥取市中砂見)で開催される。

旧神戸小「トリノス神戸」前に立つ実行委員会メンバー

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 同施設がある神戸地区は県内有数の桃の産地として知られる。同イベントは、出荷できない「くず桃」を活用しようと昨年初めて開催し、県内外から約1000人が来場した。県が地域を元気にするための県内の優れた地域づくり活動を表彰する「ミラ・クル・とっとり運動・SDGs活動表彰」では優秀賞を受賞。出店をきっかけに、「くず桃」をイベント時のみでなく定番で商品に取り入れた店もあるという。

 実行委員会の河上美穂さんは「昨年は想像していたよりも多くの人に来場してもらえて驚いた。昨年は桃を使った商品がすぐに完売してしまったので、今年は桃を使った商品を増やした。商品のほかにも、桃を使った遊びやパフォーマンスを行うなど、あらゆるところで桃にこだわり、昨年よりさらに桃を楽しめるように用意している」と話す。

 今年は桃にこだわったコンテンツとして、愛を叫んで種を飛ばして相手に受け取ってもらう「桃のたね飛ばし大会 神戸の中心で愛を叫ぶ~私の種を受け取って選手権~」や、桃色全身タイツの桃星人を水鉄砲で狙う「神戸の桃を桃星人から守れ! 水鉄砲大会」などを加えた。「ほぼ毎晩、オンラインのミーティングやLINEで、実行委員会のメンバーがアイデアを出し合って内容を考えてきた。みんなのアイデアが面白すぎる」と河上さん。

 会場には、フードとアクティビティー合わせて約30店舗が出店。校舎内でフードブースやアクティビティーブースの出店、グラウンドでキャンプ用品販売や水鉄砲大会を行うほか、体育館でダンスや歌の披露もある。体育館にはエア遊具も設置するという。

 河上さんは「雪の中で剪定(せんてい)したり、一つ一つ袋がけしたりと、桃は作るのに手がかかるが傷むのが早い。実直な桃農家が作った桃をイベントで味わってもらえれば。神戸地区では高齢化が進み、後継者がおらず廃業してしまう農家もあるので、桃農家の後継者となる若者に興味を持ってもらうきっかけにもなれば。鳥取では梨とスイカが有名だが、そこに桃も加わるくらい、これからも桃と神戸を盛り上げていければ」と意気込む。

 開催時間は10時~15時。雨天決行(一部内容変更あり)。混雑状況把握のため、事前電子チケット(無料)申し込みを呼びかける。

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