鳥取県生活環境部鳥取砂丘担当の間矢口敬祐さん
鳥取砂丘で7月6日、地域住民を中心に砂丘の環境整備を行う「鳥取砂丘ボランティア早朝除草2024」が始まった。
鳥取砂丘の本来の姿を維持するために行う同活動。鳥取砂丘は1991(平成3)年に植物が繁茂して全体の42%が緑地化していた実態があり、砂丘本来の姿と景観を取り戻し維持していくため、2004(平成16)年から同活動を実施している。ボランティア除草は今年で20年目を迎え、現在の緑地面積は全体の20%程度まで改善されているという。
緑地化が進んでいた頃の鳥取砂丘の様子
緑地化が進んでいた頃の鳥取砂丘の様子
除草作業の中心は、鳥取砂丘で一番高い位置に当たるる「馬の背」の麓にある「オアシス」(砂丘の地形や地質の関係で水が自然にたまる場所)周辺で行う。
オアシス周辺で除草作業に取り組むボランティアの様子
主催する鳥取県生活環境部鳥取砂丘担当の間矢口敬祐さんは「鳥取を代表する観光地なので、できる限りきれいな状態を保っていきたい。今の状態を保てているのは、地域の方やボランティアに協力してくれている人のおかげ。これからも協力して観光地として良い状態を保っていければ。ボランティアに参加してくれる人に特典や飲み物を準備しているので、できるだけ事前に受付を済ませてもらえるとうれしい」と話す。
現在の鳥取砂丘オアシス周辺の様子
開催時間は6時~7時30分。9月1日まで土曜・日曜に行う。申し込みは電話とメールで受け付ける。