店内で愛犬と一緒に過ごせるカフェ「ドッグカフェ フェリース」(鳥取市南安長)が5月30日、フルーツショップフェリースの隣にオープンした。
運営するのは障がい者就労支援事業、学食・学生寮の食事提供、飲食店、農業などを経営するNPO法人「フェリース」。店長の岡村亜弥さんによれば、2021年に鳥取市内にオープンした大型ペットショップなどの影響もあり、ペットを飼う人が増えたという。同NPO理事長も愛犬家であることに加え、愛犬と一緒に食事ができる店が少ないという声を受け、元々ジェラートショップを営業をしていた建物をドッグカフェとしてオープンすることになった。
店舗面積は71.8平方メートル。テーブルの間隔が広く、大型犬も一緒に飲食ができるようにする。席数は24席。地元食材を使ったメニューを用意する。
メニューは、キーマカレーやチーズハンバーグ、日替わりランチ(以上1,100円)、自家製コーヒーゼリー(620円)、ベーリーソースもちもちクレープ(880円)、シフォンケーキ(580円)などのスイーツ類。コーヒー、紅茶、カフェオレ(以上480円~)や、ジュース類(680円~)などのドリンクメニューをそろえる。ドッグカフェにちなみ、犬をモチーフにしたメニューも用意。
犬専用のメニューは、鶏ささみのボイル野菜添え(380円)、トマトとささみのリゾット(400円)、鶏レバー入りチーズハンバーグ(620円)の食事から、やぎみるく(330円)、やぎみるくワッフル(480円)、バナナプレート(380円)などのスイーツメニューもそろえる。岡村さんは「せっかくのワンちゃんとの食事なので、特別感を味わってもらえれば」と犬用の皿などにも配慮する。
同店では毎月第3木曜日、犬・猫の訪問診療を行う田中博二さん(たなか動物病院元院長)による「犬と猫の相談室」を定期的に開催。犬・猫の介護や体の不具合などの相談も事前予約で受け付ける。
飲食店の経験が長かったという岡村さん。「飲食店ではなかなか他のお客さまとの会話が生まれることはないが、プレオープン時、犬連れのお客さま同士で会話がどんどん生まれ、和やかな雰囲気になった。これからも、笑顔が生まれる空間を目指していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~16時。火曜・水曜定休。先着200組にクッキーを進呈する。