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鳥取・国府のワイナリーで「SAKEフェス」 山陰の地酒が一堂に

兎っ兎ワイナリー 社長の前岡さん(左)とスタッフの次郎萬さん(右)

兎っ兎ワイナリー 社長の前岡さん(左)とスタッフの次郎萬さん(右)

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 兎っ兎(とっと)ワイナリー(鳥取市国府)が6月9日、山陰の地酒が集まるマルシェ「SAKEフェス」を開催する。

兎っ兎ワイナリー

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 同イベントは、8月を除き4月~11月の第2日曜に開いている「yogotoマルシェ」の企画の一つ。当日は「どぶろく上代」「島根ワイナリー」「梶谷ファーム」「田中ぶどう園」「ジャンティー」「ごはん山oka」「パン工房大地の恵み」などが出店し、ワインやクラフトビール、タピオカ、などのアルコール類や酒に合うフードを並べる。そのほか、「ゆきぴょんミュージック癒やしと笑いの工房」による合奏体験、主催によるスーパーボール・ヨーヨーすくいなど、家族でも楽しめる企画も予定する。

 同イベントの始まりは、コロナ禍で飲食店の経営や消費者の動きがストップしてしまったことがきっかけだったという。社長の前岡美華子さんは「地元の農家や飲食店、一般を含めて、地元の経済循環を促すきっかけを生み出すことを目的に開いた」と振り返る。

 「今の会社を立ち上げたのは、地元(鳥取)で夢をかなえるために挑戦できる人が増えてくれたら、という思いから。この理念を実現するには、いろいろな人が挑戦できる環境や、つながりを生み出さす必要がある。ただ、ワインの製造は、安定して運営するには時間がかかり、地元の人とのつながりや協力がないと成り立たない。今回の活動に限らず、地域に軸足を置いて、人のつながりや何かに挑戦するきっかけを作りたい」と前岡さんは思いを語る。

 「その結果、鳥取に魅力が生まれ、鳥取に戻ってくる人や移住してくる人たちも増えたら。自分たちがそうした流れを作るための活動をしていきたい」とも。

 開催時間は10時~15時。当日は、同ワイナリー~鳥取駅間を結ぶ無料シャトルバスを運行する。

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