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鳥取・旧美歎水源地で「ホタル観賞ウィーク」 保存会が景観守る

旧美歎水源地保存会会長 澤田勝さん

旧美歎水源地保存会会長 澤田勝さん

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 鳥取・旧美歎水源地で6月7日から、「ホタル観賞ウィークin旧美歎水源地2024」が開催される。国指定重要文化財として指定されている「旧美歎水源地水道施設」で開催する同イベント。主催は美歎水源地保存会で、鳥取市教育委員会が共催する。

ホタル観賞ウィーク

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 美歎水源地は1915(大正4)年に山陰で最初に建設された水道施設で、1978(昭和53)年に休止し、2007(平成19)年に国の重要文化財に指定され、2018(平成30)年に文化財施設として一般公開を始めた。

 同会の澤田勝会長は「美歎水源地保存会は、一般公開に伴い市から委託されたのが発足のきっかけ。地域住民で地元の景観を守っていこうとする思いと、保存会メンバーの交流のきっかけとなっているのが継続の原動力」と話す。

 「保存会としては、日々の清掃・保全活動を行うことで水源地の環境を守っている。おかげで、実際に見に来た人から『きれいにしていますね』と言ってもらえるのがうれしい。環境を整えることで、ごみを捨てる人も減るので、それがホタルの生育環境を守ることにもつながる」と話す。「ただ、保存会のメンバーの高齢化や人数などの関係で、今後も活動を継続していくことに課題もある。それでも保存会として活動を続け、来た人にこの水源地の良さやきれいな環境を知ってもらい、気持ちが休まり穏やかになれるようにしていきたい」とも。

 ホタルの観賞は20時~21時が見頃。懐中電灯やデジタルカメラのフラッシュ、スマートフォンの光がホタルの活動を妨げてしまうため、ホタル観賞時は使わないよう注意が必要だという。

 6月16日まで。

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