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鳥取でジャズを学ぶ生徒・学生が米デトロイトジャズフェスへ 交流の一環で

デトロイトジャズフェスティバルに参加するメンバー(写真提供=鳥取JAZZ)

デトロイトジャズフェスティバルに参加するメンバー(写真提供=鳥取JAZZ)

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 鳥取でジャズを学ぶ高校生・大学生8人ほか、鳥取大学のジャズサークル「鳥取大学JAZZ&FUSION研究会」の学生バンド「The Bop's」の4人が、米デトロイトで8月31日~9月3日に行われる「デトロイトジャズフェスティバル」に参加する。

デトロイトジャズフェスティバルに参加する高校生と大学生(写真提供=鳥取JAZZ)

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 12人を送り出すのは、鳥取市街地での路上ライブイベント「鳥取JAZZ」のほか「子どものためのジャズワークショップ」「プロによるジャズワークショップ」などのジャズ教育を手がける鳥取JAZZ実行委員会。2019年から、同フェスとの間でジャズを通した歴史や文化などの相互理解を深める交流事業を行っている。

 これまで、双方のプロアーティストが互いのフェスへ出演するほか、歴史や文化を学ぶワークショップ・プロアーティストによる演奏の個人レッスンなど行ってきた。ジャズ文化を次の世代に残していければと、今年は「次世代の育成」をテーマに、互いの生徒・学生同士の交流やセッションなど、生徒・学生を中心とした交流事業を行うことになった。

 鳥取でジャズを学ぶ高校生4人と大学生4人は「本場のデトロイトに行ける機会は、今回を逃すと一生ない。これからジャズに取り組んでいくため、本場の演奏をいっぱい聴いて今後のモチベ―ションと演奏技術の向上につなげていければ」と意気込む。ステージでの演奏が決まっている「The Bop's」リーダーの井上拓美さんは「鳥取で感じているものや、普段やっていることをデトロイトで見てもらい、デトロイトで見て感じたものを鳥取に持って帰ってきて披露できれば」と意気込む。

 ピアニストで実行委員長を務める菊池ひみこさんは「ジャズは一緒に演奏する人との対人関係。どうすれば関係が築いていけるか、どうやれば自分の世界観が表現できるか。それらをつくっていく力が大事」と話す。充実したジャズの教育システムが根付くデトロイトの学生との交流や現地でのライブセッションを通して新たな学びを得ることに期待を寄せる。

 実行委員会では現在、クラウドファンディングで渡航などに関わる資金集めを行っており、協力を呼びかけている。目標金額は135万円。リターンは3,000円からで、オリジナルTシャツやトートバッグ、ライブチケットなどを用意する。8月30日まで。

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