智頭町内の農家が野菜や花など農産物を販売する野菜市「ちづ近菜菜(きんさいな)」が7月9日・14日・24日、智頭駅前どうだん広場で開催される。
同イベントは、智頭町民に長年親しまれていたスーパーマーケット「トスクちづ店」が昨年2023年9月に閉店した影響で、野菜を売る場がなくなった農家と地元住民との交流の機会ができればと、智頭町観光協会が主催する。
初開催となった6月29日は3ブースが出店。タマネギ・ピーマン・ニンニク・レタスなどの野菜類や花を並べ、近隣から約50人ほどが訪れた。同イベントを担当する地域おこし協力隊の浅野めぐみさんは「野菜を作る地元の生産者から、直接購入できるのが当イベントの魅力」と話し、「昼ごろまで開催するが、29日はイベントが始まってすぐに売り切れた」と振り返る。
現在、町内から出店者も募集している。出店料は200円(1ブース)で、出店ができるスペースは会場に最大8ブース準備する。「出店した生産者から、『作った野菜を求めてくれるので楽しかった』という声を頂いた」と浅野さん。「これから夏野菜が出てくる時期。今年初めての取り組みなので、地元の人にまだまだ知られていない。出店者もこれから増やしていきたい」と意気込む。
開催時間は9時30分~12時30分。出店申し込みは智頭町総合案内所で受け付ける。