鳥取市立富桑小学校(鳥取市西品治)で50年以上前から続いている伝統行事「校内相撲大会」が7月5日、鳥取市営相撲場(鳥取市西品治)で行われた。
伝統を引き継ぐこと・児童の「心・技・体」を育てることを目的に毎年開催。照ノ富士関・石浦関・逸ノ城関なども汗を流したという同相撲場は30年以上前に完成したといい、同校では毎年、鳥取市相撲連盟や鳥取城北高校相撲部などの協力を得て開催する。西村教子校長は「『富桑小学校といえば相撲、相撲といえば富桑小学校』とこの辺りでは言われていて、地域に根付いている」と話す。
当日は全校児童212人と保護者・地域住民らが集まり、開会式では土俵の上で児童による「相撲開き」や鳥取城北高校相撲部員による「相撲のデモンストレーション」を披露した。
大会は予選を勝ち抜いた1年~6年の各学年の代表選手40人が参加。1・2年生の部、3・4年生の部、5・6年生の部の順に、約2時間にわたり土俵で取組が行われた。水本浩二教頭は「あっという間だった。熱戦だった」と振り返る。
鳥取城北高校相撲部顧問のレンツェンドルジガントゥクスさんは「相撲人口が少なくなっている中で、この大会をきっかけに相撲をする人が増えれば指導者としてうれしい。鳥取から一人でも相撲で活躍する人が増えれば」と期待を寄せる。