イタリアンレストラン「トラットリア・ラ・マーノ」(八頭町)が7月21日で移転オープンから1周年を迎えた。
地元農家や自家製の食材を使った料理をはじめ、旬の食材を取り寄せて日替わりのメニューを提供する同店。壁やテーブル、床などの色や材質などを工夫して準備したという。席数は、カウンター=6席、テーブル=12席。
メニューは、「本日のスープ」にパスタとメインの肉などをセットにしたランチ(2,580円~)のみ。コーヒーや紅茶(330円)、デザート(390円)なども用意する。
オーナーシェフの渡邉純一さんは高校卒業後、イタリアに渡り服飾の勉強に励む中、知人の紹介でイタリアンレストランで働き始め、料理人としてのキャリアをスタートさせたという。その後、日本に戻りイタリア料理一筋で同店を経営し、現在の場所に移転して今年で22年目になる。
渡邉さんは「移転する前は夜の営業が中心だったが、健康を考えて、生活を規則正しくするために、妻の地元である今の場所に移転した。移転後は体調もよくなり、店の営業も続けられている。都市部や市内と違って、特にアクセスがいいわけではないが、家族で来てくれたり数少ない電車の時間を合わせてきてくれたりする人もいる。予約してくれる人もいるので、そうした場合は夜も営業することがある」と話す。
渡邉さんは「店名の『ラ・マーノ』には『手』という意味が込められていて、料理も手作りのおいしさを大切にしている。無添加で地元の食材や自家製の野菜やベーコンなどを使うことがある。特別な事ではないが、手作りの飾らない本当の味わいを感じてほしい。店は地元の様子がよく見える場所にあるので、食材と風景からこの土地の雰囲気も感じてほしい」とも。
営業時間は11時30分~14時。火曜定休。