鳥取で地域の気候や土地の特徴を生かしてワインを製造・販売する「兎っ兎ワイナリー」(鳥取県国府町)が7月13日、新作ワイン「シラー2023」と「ヤマソービニオン2022瓶内二次発酵」を発売した。
「鳥取市国府町麻生の地で悠々と育ったブドウを使ってワインを造ることで、この土地の良さや独自性を表現でき、それが地域の発展や魅力創出につながる」と考える同社。「シラー2023」はヨーロッパ原産の品種を独自で醸造しており、241本を製造。「ヤマソービニオン2022瓶内二次発酵」は、同社の定番赤ワインを改良し瓶内二次発酵のスパークリングワインとして商品化したもので、130本を製造する。
同社広報担当の川本祐華さんは「この土地ならではのものであることにこだわっている。土地や気候などによって味わいが大きく変わるワインにおいて、この土地に合ったものを造ることで地域の魅力を表現できる。それが多くの人に届くことが大切」と話す。『ヤマソービニオン2022瓶内二次発酵』は、ヤマソービニオンをアルコールで一次発酵させ、さらに瓶内で糖と酵母を入れて二次発酵させたもの。1年間寝かせることで自然に二酸化炭素を発生させるので、きめ細やかでクリーミーな炭酸ができる。この土地が育んだ味わいと、製法によるワインの違いを楽しんでもらえれば」とも。
価格は、「シラー2023」=3,030円~、「ヤマソービニオン2022瓶内二次発酵」=4,070円~。同店とオンラインショップで販売する。