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鳥取・河原「純国産きくらげ緑工房」でキクラゲ自由研究イベント

緑工房社長の河村雄太さん

緑工房社長の河村雄太さん

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 キクラゲの菌床の製造から栽培、加工までを行う「純国産きくらげ緑工房」(鳥取県河原町)が8月10日、「きくらげ自由研究イベント」を開催する。

きくらげイベント

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 小学生を対象に行う同イベントは、「キクラゲの認知拡大」「食育」を主な目的に行う。当日はハウスの見学、キクラゲの収穫・観察、試食などを行い、最後に学びを模造紙にまとめることで自由研究の成果物とする。

 社長の河村雄太さんは「イベントは今回で5回目になるが、最初からキクラゲを栽培をしていたわけではない。もともと、父の経営する就労支援施設『和貴の郷』でより多くの利用者を受け入れるため、緑工房を立ち上げた。利用者ができる事業で、年中一定の稼働ができるものはないか考え、シイタケの栽培をスタートした。

 その後、野菜の100%国産化を目指していた『リンガーハット』から当社に声がかかった。そこから、シイタケ栽培の経験を生かしてキクラゲ栽培を安定化させてきた。キクラゲは、ほとんどが輸入品で国内での認知も低い。そこで始めたのがこのイベント。きくらげ栽培キットを用いて、一から育てる過程を体験して興味を持ってほしい」と話す。

 河村さんは「過去のイベントを振り返ると、複数回来る人もいれば、事前にキクラゲのことを調べて来る人もいる。真剣にキクラゲを観察したり、興味を持ってくれたりする子どもたちの姿は、見ていてうれしくなる。どのようなイメージでもいいので、キクラゲを少しでも意識するきっかけになれば」と期待を込める。「今後もこのイベントや県外への出張出店など、さまざまな活動を通じてキクラゲの認知を広げ、食卓に気軽に並ぶような存在にしたい」と意気込む。

 開催時間は13時~17時。対象は小学2年生以上を推奨。参加費は1,500円。予約はウェブサイトで受け付ける。

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