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鳥取わらべ館で企画展「永井幸次」 大阪音大創設者の歴史ひもとく

企画を担当するわらべ館の平緒さん(左)と須田さん(右)

企画を担当するわらべ館の平緒さん(左)と須田さん(右)

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 鳥取のわらべ館(鳥取市西町)で現在、企画展「永井幸次91年の歩み」が開催されている。

永井幸次企画展

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 鳥取市出身で大阪音大を創設した永井幸次の生誕150周年を記念して開く同展。永井は、東京音楽学校予科に入学後、音楽教師として鳥取や神戸、大阪などで指導研究に励み、「西日本にも音楽学校を作りたい」という思いから、大阪音楽学校(現大阪音大)を創設した人物。

 91年間に及ぶ永井の人生に迫ることをコンセプトとし、永井直筆の楽譜や作品、略年譜などを展示する。同館の須田優花さんは「鳥取には童謡や唱歌の素晴らしい作家がいる。永井は『ふるさと』作者の岡野貞一や『金太郎』の作曲者である田村虎蔵などに並ぶ一人。あまり知られていないので、鳥取に大阪音大を創設した素晴らしい人物がいることを知ってほしい」と話す。同じく平緒佐和さんは「小学生が必死にクイズを解きながら永井について知ってくれたり、実際に大阪音大に通っている家族を持つ人が来館してくれたりしている。150周年を機にやっと開催できた企画展なので、ぜひ多くの人に永井を知ってもらえれば」と話す。

 展示会場では、クイズに挑戦した人に永井の作品をイメージして作られたオリジナルの限定ポストカードを進呈しているほか、永井の25作品をまとめた楽譜の持ち帰りも可能。

 関連イベントとして、永井のひ孫である永井正幸さんと、大阪音大の卒業生で鳥取在住の音楽家による「永井幸次ゆかりの人が贈る講演&コンサート」も10月12日に開催予定。

 開館時間は9時~17時。観覧無料。

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