物販やワークショップのフリーマーケットを中心に、屋台縁日やパフォーマンスなども行うイベント「楽座楽市」が10月19日・20日、鳥取東照宮境内(鳥取市上町)で開催される。
開催は4年ぶりで、31回目を迎える同イベント。もともとは、35年前に実行委員長の河上太郎さんの父が開いたフリーマーケット「楽市」が形を変え、音楽やパフォーマンスも加わったことから、戦国時代の「楽市楽座」をもじって「楽座楽市」にしたという。河上さんは「最初は鳥取東照宮の秋祭りの一つとして開催していた。当時の自分は子どもながらに売れるものを用意して出店していた。中には車や家を売り出している人もいて、そうした自由な空間や体験を大事にして、今の子どもたちにも経験してほしいという気持ちがあり、父から代替わりして自分が運営している」と話す。
同イベントは「一日中楽しい空間」をコンセプトに、「自由で形式にとらわれない形を取りたい」という思いから出店者を一般募集。応募者の出展やパフォーマンスの内容は当日にならなければ分からないという。当日は、テントサウナやDJブースなどを用意。19日の前夜祭では、飲食屋台と音楽ステージ、20日の本祭では、フリーマーケットやパフォーマンスのほか、子どもがフリーマーケットに出店する「子ども楽市」も加わる。
河上さんは「子どもからお年寄りまで、幅広い世代が一日中楽しめる自由なイベントを作ることを重要視している。子どもが出店できることや自由にパフォーマンスできるステージを設ける理由は、こちらも予想できなかった面白い出展者が出るきっかけを生み出すため。出展者もまだ受け付けているので、ぜひ自由な発想で参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は、19日「前夜祭」=18時~22時、20日「本祭」=9時~16時。小雨決行。天候が大きく崩れる場合は、18日にウェブサイトとSNSで知らせる。