鳥取大学鳥取キャンパス（鳥取市湖山町南4）で10月12日～14日、大学祭「風紋祭」が開催された。

学生によるボディービルのステージ発表の様子（写真提供＝風紋祭実行委員会）

　今年で60回目を迎えた同祭は毎年秋に開催されている同大の一大イベント。今年のテーマは今までの風紋祭をさらに超えるものにしたいという思いから「頂点突破」とし、コロナ禍以降初めて規制のない状態で行い、3日間で約7000人が来場した。

　模擬店で一番人気だったのは、3日間で1000食を売り切った「みらいを粋るおっちゃん2nd」による、チャーシューを挟んだ「粋なバーガー」。食品を扱う模擬店全63団体を対象に行った、投票でグランプリを決める「グルメグランプリ」で2年連続グランプリを獲得した。

　ステージでは、ガールズロックバンド「カネヨリマサル」のライブに約500人が集まり、曲に合わせて手を振ったほか、音楽に合わせて筋肉をアピールするボディービルが盛り上がった。どの出演者が一番魅力的かを観客が投票する時間を設け、最後は投票で1位になった出演者を先頭に客の近くでポーズを取る「サービスタイム」も設けた。

　実行委員会のメンバー廣瀬哲さんは「昨年11月から約1年間かけて、外部の業者との交渉や参加する学生への説明などの準備を進めてきた。模擬店は特に63団体と参加団体が多く、その分、書類の確認作業も多く、開催当日までの1カ月は特に忙しかった。業務の連続だったが、自分の将来など今後に向けていい経験になった」と振り返る。