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鳥取で地元のサツマイモを使った砂丘干し芋販売 地産地消で農業活性化へ

(写真提供=「鳥取干し芋の里」)

(写真提供=「鳥取干し芋の里」)

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 「とっとり干し芋の里」(鳥取市足山)が12月2日、鳥取県産のサツマイモを使った「砂丘干し芋」を発売した。

砂丘干し芋を乾燥機から取り出す様子

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 天日干しではなく乾燥機で温度や湿度、風をコントロールして作るという砂丘干し芋は、出来上がったものの中から色や形、艶を見て、選ばれたものだけを「砂丘干し芋」として商品化している。

 経営するライフライズ社長の影井俊一郎さんは「もともと鳥取の農業がもっと元気になってほしいという思いがあった。だが自分一人でできることは少ないため、何ができるかを考えた結果、個人でも育てやすくて生命力の高いサツマイモにたどり着いた」と話す。「干し芋は他県でも人気が出ていて、気になっていろいろな種類を取り寄せて食べてみた。どれもおいしくて、自分で作ってみたいと思ったことがきっかけ」とも。

 現在はスーパーや市場でも販売されている。影井さんは「実際に食べた人がアレンジメニューを考えて連絡してくれたり、販売員が店頭で薦めてくれている姿を見たりするととうれしい」と話す。

 「今後は砂丘干し芋だけでなく丸干しの商品にも挑戦し、鳥取県産のサツマイモで作った干し芋をブランド化することで多くの人に届けたい。その結果として鳥取の農業が盛り上がってくれれば」と話す。

 営業時間は9時~17時。水曜定休。

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