アピオスを鳥取の特産品にしようと活動するグループ「アピオスひろめ隊」が主催する「アピオス イモ掘り体験」が11月24日、いなば山彩の郷農園(鳥取市本高)で開催される。
アピオスは北米原産のマメ科の植物。栄養素が豊富な世界三大健康野菜の一つ。当日は、アピオスの芋掘り体験のほか、アピオスご飯のおにぎりの試食、アピオスのお茶の試飲、イノシシ鍋の振る舞いもある。
同園代表の福本政男さんは「友人からアピオスの種芋をもらって、何となく作り始めたのがきっかけ。最初の頃はほとんど興味がなかったが、ネット情報などでアピオスがすごい野菜だと知り、みんなに食べてもらいたいと思うようになった」と話す。
以来、本格的に栽培して約12年。有志でアピオスひろめ隊を結成し、アピオスの植え付け、アピオスの花摘み、アピオス掘り体験などを企画。県内外での販売促進や広報活動を行い、知名度の向上に取り組んでいる。
今年4月上旬、約7アールの畑に植え付けた1300株の種芋から、12月上旬には約300キロの収穫を見込む。アピオスの販売期間は12月~3月中旬。県内では、地場産プラザわったいな、アグリショップ夢菜館、さんフレッシュいなば、愛菜館で扱う。
福本さんは「お客さまから『おいしかった』と言われた時が一番うれしくて励みになる。アピオスの生産農家を増やし、もっと手軽に味わえる飲食店も増やしていきたい」と意気込む。
開催時間は9時~12時。参加費は高校生以上500円。雨天の場合12月1日に延期。