「リバー・トリップ・オートキャンプ場」(鳥取市用瀬町)がオープンして、2月26日で半年がたつ。
オーナーの田中聡さんは2023年3月まで地元中学校の教師として勤務し、退職後に地元住民や知人協力会社の支援の下、昨年8月にオープンした。
キャンプ場は、もともと農地だった場所をゼロから整備し、キャンプ以外にサウナやアクティビティーを楽しめる施設にした。
田中さんは「数年間県外で教員として働き、地元へ戻ってきたときに地域の産業や活気が落ち込んでいると感じた。自分自身が新たなことに数多くチャレンジしたい性格で、地元への思いと重なって、今回の事業を立ち上げるに至った」と話す。
「用瀬は自然が豊かで、鳥取県指定文化財で天然記念物の『おう穴群』は、澄んだ川の水と独特な形の岩場があるため、沢登りやウオータースライダーなども楽しめる。元教員の視点で考えたとき、豊かな自然を感じられる空間を提供することで、大人も子どもも普段体験できない非日常によるドキドキやワクワクを味わえる。それが情操教育にもつながると思った」とも。
今後はサバイバルゲームやシャワークライミングなど、体験型のアクティビティーを展開して「施設の楽しみ方を広げる」予定だという。
料金は1泊4,400円