自家焙煎(ばいせん)でスペシャルティコーヒーを提供する専門店「Capri coffee beans(カプリコーヒービーンズ)」(鳥取市上町76)が12月20日で10周年を迎える。
スペシャルティコーヒー専門店「Capri coffee beans(カプリコーヒービーンズ)」カウンターに置かれる12種類の豆
店主の中山豊一さんはテレビ局に長く勤め、陶芸や建築、スポーツなどさまざまな分野を担当していた。ロケや取材を通して、もともと抱いていた「自分自身で何かを始めたい」という思いが強くなる中、コーヒー店の取材や山陰のバリスタの対決企画などを担当したことで店の開業を決意したという。
中山さんは「店のこだわりとしては、隠れ家的、かつ前衛的な店であること。大々的に店をアピールしたりするわけではないが、来てくれた人が驚くような特別なコーヒーを提供したい」と話す。
コーヒー豆は常時12種類をそろえる。ラインアップは、同店一番人気だという「インドネシア・マンデリン トバコ」やカフェインレスの「メキシコ」(以上、100グラム=920円)、ワインだる熟成の「ブラジル」、サクランボのような果実感とシャンパンの風味が特徴の「コロンビア・シャンパン・チェリー」(以上、同=1,880円)など。
ドリンクは、「スペシャルティコーヒー」(620円~)、「ラテ」(660円~)、「4種のアイスコーヒー」(720円~)など。そのほか、スコーン(340円~)やクリームブリュレ(380円)などのスイーツも提供する。
中山さんは「10年続けてきて、さまざまなコーヒーを飲んだり勉強したりしてきた。おかげで自分の店に著名な方やスポーツ選手、海外からのお客さまなどが訪れてくれることがある。そうした人たちが来てくれる店を作れて良かった。これからも飲んで驚くような特別なコーヒーを提供できれば」と意気込む。
営業時間は10時~18時(豆の販売は18時30分まで)。月曜と最終火曜定休。土曜・日曜・祝日はセルフシステムで営業する。