手まりおにぎりとスープの専門店「てまひまかけました。」(鳥取市晩稲)がオープンして、1月14日で1カ月がたった。
リラクセーション事業やタルト店も手がける秀建(鳥取市晩稲)が出店した同店。「働くお母さんが手軽に食べられて元気になる食事。子どもも楽しんで食べやすい食事を提供したい」という思いから新たに始めたという。
店長は、保育園の調理師として10年以上働いていた藤原亜矢子さん。子どもの食に関する悩みや自分たちの健康について、同社のプライベートサロンに長年通う中で社長の高木佳代子さんと話し合い意気投合。自分の経験や思いを形にして「多くの人に手軽で食べられて栄養を取ってもらえる食事を提供して笑顔になってほしい」との思いからオープンに至ったという。
高木さんは「自社で働く従業員を見ていて、忙しく働くお母さんは特に、簡単に握ったおにぎりを食べて昼食を済ませている。自分自身も仕事で帰りが遅いときは、しっかりと作ったご飯を子どもに出してあげられないなどの経験があった。同じような人たちが、ここに来れば「ホッとできる。栄養が取れる。笑顔になれる」食事を提供したいと思っている」と話す。
店名の「てまひまかけました。」は、同社のコンセプトや理念に加え、じっくり丁寧に作ったメニューを提供する」という思いを込める。
メニューは、テイクアウトのみ日替わりで提供する。メインに肉か魚から1つを選び、その他4種のおにぎりを合わせた5つのおにぎり「きぬ結び弁当」(600円)、三角おにぎり(200円)、潤いスープ(400円)をそろえる。今後は総菜などのメニューも増やしていく予定だという。
藤原さんは「ここに来れば元気になれる。そんな店にしたい。一つ一つを丁寧に作るので、大量に早く提供はできない。ただ、できるだけ多くの人に食べてほしいので予約などをもらえるとうれしい。併設するスイーツ店も一緒に見てもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は11時30分~17時。冬の期間は、同社敷地内で隣接するタルトと焼き菓子を専門とした姉妹店「散歩とおやつ」内で営業する。