「道の駅 清流茶屋かわはら」(鳥取市河原町高福)で2月3日、豆まきイベント「豆まきで八十神(やそがみ)退治を!」が行われた。
毎年恒例で地元住民が集まる同イベントは、地元の神話「因幡の白うさぎ」をモチーフにしたショー仕立ての豆まき。昨年はやったアニメやドラマ、ダンスなどを取り入れた企画となっている。一年間の無病息災を祈願しながら、地域住民の交流や伝統行事に触れる機会を作ることを目的としている。
今年は例年以上の参加者が集まり、アニメのコスプレを見た子どもたちが喜ぶ様子などが見られた。イベント終盤には、登場した鬼を退治しようと意気込んだ多くの人によってたくさんの豆がまかれ、会場全体がにぎわった。
同施設企画担当の渡邉志保さんは「近年の伝統行事が簡略化している様子や地域の文化を継承できていない課題を感じている、次世代を担う子どもたちに、できるだけ多くの事を学んでほしいという気持ちから企画した。伝統行事やイベントを通じて、地域や伝統文化への関心を深めてほしい」と話す。
「今後も季節の風物詩や年中行事、イベントなどを自分たちに合った形で企画にしたい。一般も参加できるイベントを増やしていきたい」と意欲を見せる。