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鳥取で「空き家利活用コンテスト」 最優秀賞に「旅館・薬局からの再生」

空き家利活用コンテスト2023 記念撮影(写真提供=鳥取県)

空き家利活用コンテスト2023 記念撮影(写真提供=鳥取県)

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 「空き家利活用コンテスト2023」の表彰式が1月31日、鳥取県庁で行われた。

住宅部門で表彰される令和建設合同会社代表の高藤宏夫さん

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 空き家利活用に対する意識醸成を図る目的で行う同コンテストは2022年に始まり、今回で2回目。鳥取県内で空き家を改修し現在も利活用している住宅部門、非住宅部門の2部門の事例を募集し、1次選考、2次選考を通過した11件の事例が入賞した。

 最優秀賞は、住宅部門=歴史的価値のある古い旅館を住居兼店舗に改修した事例、非住宅部門=商店街にある元薬局を若者などが集まるカフェに改修した事例が、それぞれ受賞した。非住宅部門の最優秀賞に選ばれたキミトデザインスタジオ代表の吉田輝子さんは「これからも古い建物が地域のすてきな財産として活用されたら」と話す。

 このほか、DIYにより住居兼民泊に改修された事例や、思い切ったアイデアで高気密・高断熱な住まいを実現した事例、空き家を県内初のラウンジ併設型産後ケア施設に改修した事例などが優秀賞を受賞した。

 来田裕子審査員長は「2次審査を通過した作品はどれも素晴らしく、大変厳しい審査となった。コンテストを通じて空き家に対する理解と活用が進むことを期待している」と話す。

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