
地域の手仕事や文化に触れるイベント「ひとひらいち」が4月5日、小田地区みんなの広場と旧小田小学校体育館(岩美町院内)で開かれる。
岩美町小田地区は、約2.5キロにわたって桜並木が続く山あいの地域。町外の人にも、過疎化が進む同地区の魅力に目を向けてもらおうと、桜の時期に合わせて毎年イベントを行っている。
今回は「手作り」をテーマにした出店やワークショップが37店舗集まる。体育館には、ハンドメードのアクセサリーや布小物、衣類、アロマやリラクセーションなどのヒーリング系サロンのブースが並ぶ。屋外の広場には、地元産の素材を使ったパンや焼き菓子、ドリンクなどの飲食店が出店し、抹茶の振る舞いも予定されている。
小田地区で古くから伝わる伝統文化の一つ、マコモの葉を使ったしめ縄作りを体験できるワークショップ「マコモで作るマコモリース」も行う。現在、正月用のしめ縄を毎年約300個販売しているが、作り手は2人に限られているという。ワークショップでは直接作り方を学ぶことができる。
実行委員の則定希さんは「マコモリースのワークショップは町外の人にも好評。小田地区の文化や人の温かさを感じてもらいながら、お気に入りの作品や食べ物を見つけて楽しんでもらえたら」と呼びかける。
開催時間は10時~14時。小雨決行、荒天中止。