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鳥取のギャラリーショップが寄せ木細工特集 アクセサリーや文房具販売

「スプリング特集 白谷公房2025」の企画を担当する渡部さん(左)、池田さん(右)

「スプリング特集 白谷公房2025」の企画を担当する渡部さん(左)、池田さん(右)

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 「スプリング特集 白谷公房2025」が現在、「gallery shop SORA(ギャラリーショップそら)」(鳥取市栄町)で開催されている。

「スプリング特集 白谷公房2025」展示販売スペース

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 「ギャラリーそら」の半地下に併設されている同店は、県内作家の手仕事品を中心に展示販売する。店内の一角では年間約10回、県内外の作家による特集を展開しており、今回は、日南町で寄せ木細工を手がける「白谷(しろいたに)工房」を取り上げる。新生活に使える文房具や、お出かけ向けのアクセサリーなど、春をテーマに約200点が並ぶ。

 白谷工房は、元大工の中村建治さんが「長い年月を経て育った木を捨てるのではなく、別の形で残したい」と寄せ木細工に出合ったことをきっかけに立ち上げた。端材を無駄なく活用し、小さく切った木片を組み合わせて制作する。同店では中村さんの思いや制作姿勢に共感し、11年前から常設で取り扱いを始めた。寄せ木細工のワークショップも行ってきたが、今回のような特集は5年ぶりとなる。

 担当する池田真木さんは「幅広い世代の人に手に取っていただいている。軽さや修理対応なども評価いただき、長く使われていることを実感している。今回は品薄だった定番品に加え、新作や常設では扱っていなかった作品も多く並べる」と話す。

 新作には、鳥取市の本高弓ノ木(もとだかゆみのき)遺跡から出土した約2700年前の「神代欅(じんだいけやき)」を使ったアクセサリーに、新たなデザインが加わったものも含まれる。

 池田さんは「寄せ木の作品には、木が見てきた風景や時間が込められている。待ちに待った春に、木のぬくもりを感じるアクセサリーを身に着けて出かけてもらえたら」と来場を呼びかける。

 営業時間は11時~17時。水曜定休。今月29日まで。

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