「SDGsカフェ 条件付き特定外来生物について学ぼう!!」が2月4日、公立鳥取環境大学(鳥取市若葉台)で行われ、近隣の親子16人が参加した。
SDGsカフェは、気軽に語り合えるカフェ形式で、設定したテーマについて参加者が自由に意見交換する場。学生が主体となり企画・運営するものとして2020年から定期的に開いている。
同イベントは、同大のサークル「TUES地球環境を考える会」のメンバーが企画した。条件付き特定外来生物が生態系に与える影響力を知ってもらう目的で、同大大学院1年の笈川慶司さん、2年の北中健太郎さん、友田幸太郎さんを中心に7人が協力して開いた。
当日は、条件付き特定外来生物についての講義、外来種問題学習教材「ピンチくん」を用いた子どもたちが楽しめるカードゲームを実施。会場には環境省のパネル展示したほか、アメリカザリガニ、クサガメなどの条件付き特定外来生物やイシガメなどの在来生物の水槽を近くで見てもらった。
「思った以上に生物への関心が高い子どもたちが参加してくれた」と笈川さん。「防除はいち早く動くこと。子どもたちが外来生物生息地の情報を提供してくれたので、すぐに見つけに行きたい」とも。北中さん、友田さんは共に「興味を持ってもらえて良かった。子どもから大人まで分かりやすく伝えるにはどうすれば良いかという勉強になった」と振り返る。