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鳥取環境大で学生発案イベント 防災×食とエネルギーをテーマに

TUES Sustainability Week実行委員会メンバー(写真提供=実行委員会)

TUES Sustainability Week実行委員会メンバー(写真提供=実行委員会)

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 「防災」×「食とエネルギー」をテーマとしたイベント「未来ノオト~TUES(チューズ) Sustainability Week 2025~」が7月12日、公立鳥取環境大学(鳥取市若葉台北1)学生センターと駐車場で開催される。

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 地域の小中学生と保護者を主な対象に、防災や持続可能性、それに関連する技術や職業への関心を高めてもらおうと企画。公立鳥取環境大学の略称「TUES」にちなみ、学生主体の実行委員会が主催する。

 同大は2001年の開学以来、持続可能な社会の実現を目指して教育研究に取り組み、2023年4月には環境省の脱炭素先行地域に選定され、二酸化炭素削減の国際キャンペーン「Race to Zero」へも2023年8月に参加。学内ではSDGsへの意識を高めようと、学長と学生との意見交換を行い、学生発案のSDGsイベント「TUES Sustainability Week」を2023年に初めて開催した。今回のイベントは、その最終日に初めて地域の人に向けて開く。

 同イベントの発起人で実行委員メンバーの小林碧志さんは「持続可能な社会には、災害に強い地域づくりが欠かせない。これまでは学内向けの企画が中心だったが、地域にも防災や持続可能性への関心を広げたいと話し合い、最終日に地域向けイベントを開くことにした」と話す。

 会場の多目的室では、電力会社による発電体験や、「昆虫食広め隊」による昆虫の試食体験、防災サークルや海上保安署などの展示を行う。屋外では、パトカーや大型輸送車といった防災関係車両の展示や、新聞紙や紙パックで炊飯する「魔法のかまどごはん」の体験もある。

 同大の環境に配慮した設備や取り組みを紹介するキャンパスツアーや、学生と共に学内の生物を観察する生物観察会も用意。キャンパスツアーは普段は高校生に向けて実施しているが、地域の人にも大学のことを知ってもらう機会を設けたという。

 クイズとビンゴを組み合わせた「クイズビンゴ大会」も行い、当選者には防災グッズや環境に配慮した景品を進呈する。

 小林さんは「環境や防災の話題は難しそうと感じる人もいるかもしれないが、学生目線で親しみやすい内容にしている。気軽に参加してほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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