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智頭で「木育キャラバン」 森を大切にする心を養うきっかけに

「木育キャラバンin智頭町」会場の様子

「木育キャラバンin智頭町」会場の様子

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 智頭町保健センターほのぼの(智頭町智頭)で2月4日、「木育キャラバンin智頭町」が開催された。主催は智頭町役場山村再生課。

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 智頭町は面積の約93%が山林で覆われ、天然杉を元に作られる「智頭杉」の栽培は300年以上続く。子どもたちの森林を大切にする心と、ふるさとを誇りに思う心を養うことを目的に、2017(平成29)年3月、鳥取県で初の「ウッドスタート宣言」をした。子どもが生まれた家庭には、智頭杉を使った木のおもちゃを進呈。本年度は16人の新生児が生まれ、当日、贈呈式が行われた。

 木育キャラバンは、東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)が提携した自治体に、国内外の木のおもちゃを運ぶ移動型のおもちゃ美術館。国内数カ所におもちゃを補完する拠点がある。今回は西粟倉村の「木の里工房 木燻(もっくん)」から杉、ブナなどの国産材を使ったおもちゃ、乳幼児が口に入れても害のない塗料を使った安全性の高いおもちゃが集まったほか、杉の箸づくりワークショップ、木のかけらすくい、食育相談コーナーなども行った。

 贈呈式の後、フランス生まれの木製ブロック「カプラ」で組んだ「ナイアガラ」を崩すセレモニーを皮切りに、キャラバンがスタート。珍しいおもちゃを前に子どもも大人も思い思いに楽しんだ。

東京おもちゃ美術館チーフディレクターの岩穴口康次さんは「成長に合わせて、いろいろなおもちゃを持ってきた。遊び方は無限大。木のおもちゃに触れることで森を大切にする心を養うきっかけになれば」と期待を込める。

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